こんにちは!!
カズ坊の父です。
子供がまだ低学年なので、上手くいってない原因が何か分からず、とりあえず練習するという事が続いてました。私はテニスをした事は無く、技術的なアドバイスはできないので、子供と話し合いの中で一緒に原因を考える事にしました。
最適な解ではないかもしれませんが、何気なく練習するより良いと思うので、定期的に子供と遊び感覚で原因分析を行ってます。最終的には自分で考える癖がついたら良いなぁっと思ってます。参考になる所があれば、やってみてください♪
背景
子供が最近上手くいっていないプレイの話をしていて、『ボレーすると失敗する』と言ってました。子供にどうしたら良いと思ってるの?と聞くと『ボレーをしないようにする』という対策を言っていたので、本当にそれが対策なのかなぁと思ったのがきっかけです。そこで子供と本当の問題を探す遊びを始めました。
実際の子供とのやりとり
上手くいってない点を洗い出す
まずは私と子供で上手くいってない点を付箋に書いて、とにかく沢山だす。意見を沢山出したいので、子供が出したものに文句を言ったりしちゃ駄目です。
※詳細を知りたい方は「ブレーンストーミング」、「KJ法」を調べてください。
出てきた意見を発展、整理・分類
出てきた意見を見て思いついたものなどがあれば追加し、立ち位置についての話とか、ボレーについての話とか、ストロークについての話とか整理・分類する。
その中で特に改善したいものを選択
改善したいものが多くなりすぎると対策が多くなりすぎて改善が難しいかと思ったので、私の家では割り切って改善したいものを絞ることにしました。そのため、整理・分類したものから、特に改善したいものを子供にピックアップしてもらうことにしました。やる気のある方は改善したいものを絞らず、全て原因分析まではしても良いと思います。
ピックアップした改善ポイントに対して深掘りを実施
それでは実際に改善したいポイントに対して、どのように深堀りを進めていったかを実例で紹介したいと思います。
例えば『ボレーすると失敗する』という内容だった場合
父 :どんな時に失敗するの?
カズ坊:遠くの位置でボレーするとミスする事が多い。
父 :どうしたらミスは減らせると思う?
カズ坊:ボレーをしない。
父 :ボレーじゃないと返せないボールはどうするの?
カズ坊:それはボレーする。
父 :じゃーボレーはどういう時にして、どういう時はしないの?
カズ坊:ボレーじゃないと返せない時だけ、ボレーするけど、それ以外はしない方が良いかな??
父 :ボレーじゃなくても返せるボールは、ワンバンで打つのかな?それは難しい?
カズ坊:ボレーの方が難しい。バウンドを待って打つ方が簡単。でも、バウンドするとボールが後ろに飛ぶから、後ろに下がらないといけない。ボレーならその位置で打てる。
父 :後ろに下がるのが大変なのかな??
カズ坊:大変じゃないけど、その場で打てるなって思うと下がらず打とうとしちゃう。
父 :じゃー試しにボレーでしか返せないのはボレー、それ以外はバウンドを待って打つって決めたら、出来る??
カズ坊:やれると思う。
父 :じゃーそれでやってみようか。
(対策)
・ボレーしか返せないボールはボレー
・それ以外はボールのバウンドを待ってから打つ
対策からの練習方法決定について
「ボレーしか返せないボールはボレー」の練習方法決定
父 :ボレーしか返せないケースの練習はどんな練習が良い??
カズ坊:ボレーが苦手だから、ボレーボレーして続くようにする。
父 :ネットで調べたら、ボレーの練習にボレストがあるけど、これは??
カズ坊:まだ、習った事ないから、分からない。あと、テニスのレッスンだと、まだボレーの練習をし始めたばかりだから、あまり練習しない。
父 :じゃーボレーボレーの練習を公園でパパとやろうか。
カズ坊:そうする。
「それ以外はボールのバウンドを待ってから打つ」の練習方法決定
父 :バウンドを待って打つのはどんな練習が良い??
カズ坊:ボレーかバウンド待つか分からなくなる事が多いから、何度も練習する。
父 :どんな練習で身につくと思う?
カズ坊:ラリーかな?ショートラリーとロングラリーを沢山したら、身につくと思う。
父 :じゃー練習の時にバウンドの判断を意識しながら、練習すれば良いかな??
カズ坊:そうすればわかるようになると思う。
【決まった練習方法」
- ボレーボレー
- パパと公園とかで練習
- ショートラリーとロングラリー
- ボレーかバウンドかの判断を意識して練習する。
- ロングラリーは基本的にバウンドさせて打つ。
対策後のフィードバック
上記練習メニューを一ヶ月ぐらい練習してから子供に結果を確認。
父 :前回の対策でボレーは上手くなった??
カズ坊:変なボレーは減ったと思うけど、まだ上手く打てない事が多い。
父 :なんでかな??
カズ坊:ボールが深く返ってきた時に思ったより、ボールが跳ねて失敗する。後ろに下がるのが間に合わない事がある。
父 :遅れないようにするにはどうしたら良いかな??
カズ坊:分からないなぁ??
父 :相手が打った時にすぐに動けてる??
カズ坊:動けてると思う。
二人で練習と試合の動画を確認
下がり方が中途半端になってたり、スプリットステップをしてない!!
カズ坊:ボールがオレンジからグリーンに変わったから弾み方を間違えてたと思う。あと、スプリットステップを忘れる事があるから意識してやってみる。
父 :じゃーそれを対策にすればよいかな?
カズ坊:それを直してみる。
【対策」
- ボールの弾み方を意識して、しっかり後ろに下がる
- スプリットステップを意識的にする。
【練習方法決定」
「ボールの弾み方を意識して、しっかり後ろに下がる」の練習方法決定
父 :どうやったらボールの弾みは分かるようになる?
カズ坊:グリーンボールはオレンジよりも跳ねるって思いながら練習する。
父 :どんな練習でうまくなると思う?
カズ坊:グリーンボールのロングラリーを沢山したら分かるようになると思うよ。
「スプリットステップを意識的にする」の練習方法決定
父 :スプリットステップはどうしたらいい?
カズ坊:忘れてる事に気づいてない事があるから、練習の時に忘れてたらパパが合図送って。
父 :うーん。練習中はあまり口出したくないなぁ。練習前に言えば良い?
カズ坊:了解!!じゃー練習前に言って、練習中忘れてたら、練習後に言って!!
父 :了解。パパも忘れないようにしとくね。
【決まった練習方法」
- ロングラリー
- ボールの弾み方を意識する
- 練習前と後の声かけ
- パパが練習前後にスプリットステップの声かけする
最後に
一つの課題に対して、練習を通して振り返り(フィードバック)していくという事と定期的に課題の洗い直しをする事の両方をやることで目的意識をもって練習ができるようになったと思います。考える癖をつけることはテニス以外にも役に立つと思うので、ぜひ一度やってみてください♪(ただし、子供と相談しても本当に解決策がわからないケースはコーチに技術的な内容を教えてもらっています。)
↓ジュニアテニスに関するブログがあります。他のサイトも面白いのでぜひご参照ください♪